ニュースリリース
【Press Release : NOZEPAL ALFO】 (資料番号: 2000-7 NSN-I) |
新製品紹介:自動車用の制臭・静菌噴霧液「ノーズパルALFO」 |
自動車用ラッピングフィルム『ペイントプロテクターアルフォリア』の輸入・総発売元アルフォリア・ジャパン株式会社(代表取締役 大池宗芳 東京都板橋区)と、消臭剤メーカーのエスポ株式会社(代表取締役 小林暢生 千葉市花見川区)とが提携し、今般、自動車用の制臭・静菌噴霧液【ノーズパルALFO】を共同開発し、アルフォリア・ジャパン株式会社より、全国約4000社のカーディテイリングサービス店を通じて発売される。 |
1.製品のコンセプト
制臭や静菌は耳なれない用語であるが、【ノーズパルALFO】の機能を正確に表して いる。制臭の類似語の消臭は、物理的吸収や化学的分解により悪臭を消す機能を意味するが、【ノーズパルALFO】制臭は、繊維など物体に悪臭が付着しても臭わなくする機能を示すエスポ鰍フ造語である。制臭処理した物体が悪臭をいくら吸着しても問題にせず、ただその繊維が臭くならなければよいという考え方に徹して開発した製品である。
また静菌は、細菌の発育や増殖を阻止する機能を示す用語で、瞬間的に細菌を死滅させる殺菌と区別されている。静菌処理すると、少し時間をかけて細菌を死滅させるので殺菌と目的も機能も同じである。【ノーズパルALFO】に使用されている静菌剤は、無臭で刺激性や揮発性がなく、低毒性で6 0菌以上の常存菌に対し増殖阻止効果を有することが確認されているが、特徴は噴霧作業従事者に安心して作業して頂けると共に、自動車の運転手や乗客の安全性を特に重視して開発された製剤である。
2.従来の技術と【ノーズパルALFO】の狙い
エアコンから出る煙草臭やカビ臭を消臭するため、自動車メーカーは薬剤で消臭処理したフィルタ-を使用している。しかし、煙草臭は3000種類以上の物質を含むので、その一部分は消臭できても、この全てを化学反応や吸着で消臭できない。また化学分析で性能評価することすら不可能である。また国産自動車は、フィルター交換が出来ない車種が多く、中古車のエアコン臭の消臭必要度は高いが、種々の市販消臭スプレイを使用しても効果がない。ただオゾンガスの処理のみが有効とされているが、処理後の効果持続性がないのが欠点であり、新技術が待望されてきた。
これに対し【ノーズパルALFO】は、噴霧処理で、エアコンや車内に既に付着している悪臭を完全に消臭し、更にその効果が数ヶ月から一年程度も制臭効果が持続し、何回でも繰り返し処理できるので、業界の要望にお答えすることが可能となった。
3.煙草臭の消異能力はブラックホール効果
消臭剤ブームで、現在多種類の消臭剤が市販されているが、本当に煙草臭やかび臭が消せる製品はなかった。【ノーズパルALFO】は、陰性と陽性のイオン基を持った巨大分子の水とアルコールの混合溶剤の溶液で、一旦乾燥すると水に溶けなくなるが、水溶液を微細な霧状に噴霧すると、車室やエアコン内の表面で、無数のミクロゲル層ができる。このゲルは、湿気を吸収するとコンニャクのようにふくれ上がりミクロゲルができる。煙草臭のような複雑な悪臭も一旦このゲルに触れると、その強い吸引力により捕捉吸引されて消臭が行われる。ミクロゲルは肉眼では見えないが、走査線顕微鏡では形状が確認できる。それでも、ミクロゲルは悪臭分子と比べると比較にならない程大きいので、【ノーズパルALFO】の消臭・制臭現象は、ブラックホールのような効果によるものといえる。
4.施工方法
自動車のクーラーの作動を止め、循環モードでファンのみを廻す、ダッシュボード下のエアコン吸気口から、電動スプレーガンやエアガンを用い、できるだけ微細な霧状で【ノーズパルALFO】を約200〜400 mlを断続的に吹き込み、完全に乾燥すると効果が嗅覚的に実感できる。この噴霧作業を微細なミストで行うと、ミストがエアコンシステムの内部まで浸透し、しかも消臭液量が少なくで済むので、好結果が得られる。
5.消臭効果の科学的な性能証明
この処理による制臭効果の定量的試験法がエスポ鰍ナ完成している。この方法は悪臭サンプルー定量を、清浄な空気で稀釈した時に悪臭を感じなくなる倍数で表わす。エスポ
は、環境庁の臭気測定法や自社で開発したセンサ法(特許出願中)により、消臭効果や制臭効果を正確に測定している。例えば、煙草臭やかび臭がしみついた自動車内装用ポリエステル不織布に【ノーズパルALFO】を、微細なミスト状で1 0分間全面にくまなく噴霧し乾燥後に煙草臭やかび臭が9 0%程度を消臭し、その後自動車内で頻繁に喫煙しても、数ヶ月間は悪臭の発生を抑制できることを実験的に証明している。これらの理論や明細、雑誌「染色工業」 〈叶F染社〉の平成1 2年6月号と7月号に詳しく発表されている。
6.特許権と海外戦略
国内特許の他に、米国、英国、ドイツ、フランス、韓国で【ノーズパルALFO】の関連特許が登録されている。本製品は、まず国内で販売を開始し、次にアルフォリアの海外拠点を経由して輸出や現地生産を行うことを計画している。
7.かび菌が起こす恐ろしい真菌症の防止が狙い
一般にかび菌の危険性は余り認識されていない。しかし、自動車エアコンの送風によって、フィルターなどに増殖するかび菌から無数の胞子が排出され、これを高齢者や風邪その他の病気で体調が悪く、抵抗力が低下している人が吸入すると、かびが呼吸器や内臓に増殖し、場合によっては肺炎や肺癌のような真菌症になり、診断が遅れ重体になることがある。これはプロの運転手や自動車整備工にとっても同様で実に恐ろしい職業病である。しかし、国産自動車に使用されている繊維製エアコンフィルターは、出荷規格が不完全なため、煙草臭の付着が早く、カビ菌の増殖防止対策も不十分なことを、両社は日常の業務を通じて痛感している。
そこで、まず全国約4000社のカーディテイリングサービス店を通じて、この施工の普及に積極的なキャンペーンを行い、一般消費者の認識を高め、事務所、ホテル、住宅のエアコンにもこの処理が普及することを期待している。
8.製品の形態・価格 販売目標
* 製品の形態 :380mlアルミ缶容器高圧ガス入り
* 価 格:1.800円/本
* 販 売 目 標:10.000g /2000年・50.000g/2001年